あらゆる充填物のルーツであるラシヒリングは100年以上も前に発明された面構造の充填物ですが、
同じラシヒ社から最も進化した第4世代の金属製線構造充填物「ラシヒスーパーリング™(RSR)」が開発されました。
月島環境エンジニアリング㈱では1997年にラシヒ社と業務提携を結び、国内市場を中心に提供しております。
<特長>
① RSRはNo.0.3,No.0.5,No.0.7,No.1,No.1.5,No.2,No.3の各種サイズを用意しております。
② RSRはアングル構造を省略したため、ガスの流れがスムーズになり、圧損が低下しました。
③ 「テラレット®」と同様、充填物同士が絡み合う構造が、液のフィルムフローを生み、大きな物質移動を達成できました。
(この事実は「テラレット®」でも確認されています)
④ SEMI STRUCTURED PACKINGともいうべき構造を達成し、従来の規則充填のように継ぎ目でフラッディング
を起こすような事はありません。
⑤ 棚段塔を改造する際に、サポートリングを完全に撤去する必要がありません。
(規則充填物への改造の場合は、サポートリングを外周ぎりぎりまで完全に撤去する必要があります)
⑥ 線構造であるため液分布が均一で、再分散器の数を減らせます。
⑦ ハイスピードマシンを用いる事ができ、コストダウンに成功しました。
⑧ SUSは勿論の事、チタン、ニッケル、タンタル、肉薄、肉厚全ての材質で製作可能です。
⑨ 最も優秀といわれる不規則充填物と比較して、HETP、圧損、強度に関してさらに上をく性質を備えています。
⑩ 世界的な蒸留の研究機関であるFRI(Fractionation Research,Inc.)の試験において、RSRの高性能が実証されました。
<主な用途>
各種吸収塔、放散塔、蒸留塔の充填物。
<ラシヒスーパーリングTM(RSR)仕様>